皇都千年の歴史を誇る京都は、日本文化を代表する都。美術の面においても水墨画、大和絵、また狩野派、琳派、円山・四条派など日本の絵画のさまざまな様式を生み出してきました。明治、大正、昭和とつづく近代日本画壇においても、京都は、東京とともに重要な拠点となっています。なかでも竹内栖鳳は、東の大観、西の栖鳳と称された、京都画壇の巨星です。はじめ四条派を学びながら、やがて流派にとらわれず西洋画法までも摂取して、新しい日本画の創造にとりくみました。その画技の確かさが高く評価され、昭和12年(1937)には、横山大観らとともに第一回文化勲章を受賞。今回の展示では、栖鳳をはじめ、上村松園、土田麦僊、小野竹喬といった栖鳳の門下から輩出された俊英たち、さらには当時栖鳳の好敵手と認められていた山元春挙など、近代日本画壇の一大勢力である京都画壇に焦点を定めた、精鋭たちの美世界をご堪能いただきます。
●主な展示作品
竹内栖鳳《紫宸殿》《兎》・堂本印象《清泉》・福田平八郎《双鶴図》
徳岡神泉《鶉図》・西村五雲《夏木立》・榊原紫峰《猫之図》
上村松園《惜春之図》・上村松篁《十二ヶ月図》・山口華楊《十二ヶ月図》ほか
※展示作家・展示作品は変更する場合があります。
※2012年5月21日(月)〜5月25日(金)は、休館となります。

川合玉堂は、横山大観、竹内栖鳳と共に近代日本画壇を牽引してきた巨匠の一人です。俳句や和歌にもとりくみ、文学的素養豊かな彼が描いた風景画は、日本の情趣をよりよく表現しているとして高く評価されています。近代日本画の確立に向けた激動の時代の中にあって、東京画壇の中核を担ってきた、玉堂。そして玉堂とともに、主に官展を舞台に大きな足跡を残してきた東京画壇の綺羅星のごとき画家たち。特に、文展(明治40年開設)から帝展(大正8年開設)へと引き継がれる大正から昭和初期の官展において、彼らの足跡は、特に大きな光彩を放っています。帝展期と重なる時代に形成された野間コレクション。その中から佳作を厳選、輝きの一端をご堪能いただきます。
●主な展示作品
川合玉堂《溪村秋晴》・鏑木清方《夏の旅》・結城素明《伊勢物語》
山口蓬春《四季花鳥》・長野草風《宋壺白菊》・児玉希望《四季の風景》ほか
※展示作家・展示作品は変更する場合があります。
※2012年7月17日(火)〜8月31日(金)は、休館となります。
